YU-LALA

ホワイトスイスシェパードユナ家族の日常

ホワイトシェパードアドニス

8月25日午前8時38分

アドニスが虹の橋を渡りました。

 

この後・・・何から書いたら良いでしょうか・・・。

13歳を超え長い年月、思い出がたくさんありすぎて何から話せば

良いでしょうか。

 

アドニス最後のブログは少々長くなります。

今までで一番長くなるかもわかりません。

お時間の許す限りお付き合いくださると嬉しいです。

 

アドニスがうちに来たのは生後5か月。

アドの為に探して建てたおうち。

いや。。。父ちゃんにめちゃくちゃ無理言って犬が飼える家買ってもらいました。

 

どうしてもホワイトシェパードが欲しいと駄々こねました。

土地を探すと同時にブリーダーさんへ予約しました。

 

早すぎですよね。

まだ家も建ってないのに。

 

でも母ちゃんの小さい頃からの夢でした。

やっと大きなワンコを迎える準備ができました。

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最初は女の子を希望していましたが、ひょんなことから

男の子が来ることに・・・。

 

アドとのご縁ですね、来ることが決まっていたのでしょうね。

 

うちに来たアドは生後5か月とは思えない大きさで

家族一同ビックリしたましたが、とても大人しかった( *´艸`)

 

緊張していたのかお地蔵さんみたいにじっとしていたのが記憶に残っています。

 

そして玄関含めたホール1室がアドの場所に。

 

よく家族ででかけました。

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そうは言っても二階のリビングもアドの部屋になってましたが( *´艸`)

 

大人になってからはじめて大型犬の男の子を迎えた母ちゃんは

犬大好きではありましたが犬のことはわかっていなかったようです^^;

 

子供たちとよく遊びました。

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大きくなるにつれアドのこと、行動がわからなく困ったことに

なっていた時期もありました。

 

それもいい思い出です。

 

兄ちゃんや姉ちゃんをいつも守っていました。

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アドが子供たちとよく遊んでくれるので母ちゃんは助かりましたよ。

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ねえちゃんのマッサージ屋さんごっこにつきあわされるアド

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若い頃からなんだかんだと病気をし、病院通いばかりしていました。

 

何度か大病もしてもうダメかもしれないと何度も思いました。

 

7歳でなった重症筋無力症と巨大食道症、これは本当に大変でした。

母ちゃんは神様に本気で頼みましたよ。

 

「私の寿命をどうかアドにわけてください。

一生のお願いです」って。

 

当時は本当に心配で、家族に心配かけないように

家事や料理など普通にしていましたが、自分はご飯も水も

喉を通らなくなりました(T_T)

 

このままアドと一緒に

死んでしまうかもしれないと思うくらいでした。

それでもいいかと思うくらい思いつめていたと思います。

(実際家族、子供もいるのでダメとはわかっているけれど)

 

神様が聞いてくれたのかどうかわかりませんが奇跡的に回復して

そのまま体調管理は必要でしたが最後の最後まで自分で

ご飯もお水も口にすることができました。

 

当時とりあえず2週間の入院ということでしたが2日目で立ち上がり

3日目に自分で個室のドアをあけ、入院室のドアもあけ

帰ろうとするので危ないので迎えに来てくださいと連絡がありました。

 

首も上がらないほどの状態で担ぎ込まれたのに・・・

 

まあその前日か母ちゃんは夢でアドが立ち上がって真っ白な

霧のような中にいましたけど。。。。

 

夢の中でのアドは天窓のような明るい光が入った所でスポットライトを

浴びたようになっていたのでつい良くない方へ考えてしまいましたが

帰ってくるよ!ということだったようです。

 

あの時も本当に根性で、絶対諦めなかったアド。

 

巨大食道症の為、退院後は明けても暮れても食後立たせる毎日。

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1回15分を1日2回とお水飲ませたら数分立たせていました。

40キロほどありましたから母ちゃんの腕はどんどん

たくましくなりました。

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腕がちぎれそうな時も腰が悲鳴をあげても、やり続けました。

アドもこの体勢は苦しい時もあったはずです。

一緒にやり続けました。

 

何年も続いていましたが少しずつ立たせる時間を短くしていき

最終的にはほとんど立たせなくてよくなりました。

これもまた奇跡です。

完治していないのに完治したような状態でぎりぎりまで

持ちました。

全てが良い経験、良い思い出です。

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その後も数年に一度重症筋無力症の悪化により

倒れるを数回繰り返すもそのたびに復活するアド。

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母ちゃんはだんだんアドの強さにひっぱられ一度目の倒れてしまいそうな

ショックを受けることはその後は一度もなかったです。

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アドのおかげでお店を作ることができました。

アドのおかげで森の家開拓することができました。

 

アドのおかげで友達が増えました。

アドのおかげでいろんなことにチャレンジできました。

 

アドのおかげで楽しい日々が送れました。

アドのおかげで安心して眠ることができました。

 

アドのおかげでどんどん強くなれました。

 

 

今アドがいないので母ちゃん家の外や中が物騒で(´ー`)

寝たきりアドの時でさえ何も怖くなかったのに・・・。

 

今は泥棒きたらどうしようとか、何度も鍵チェックしたりしています。

精神的にどれだけアドに頼っていたかいなくなってからよくわかります。

 

母ちゃんはアドの最後の最後まで一緒に頑張れたと思います。

お手伝いできたと言った方がしっくりきます。

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穏やかな心でいれたのはボスコのメッセージのおかげです。

 

アドのお話の記事ですが、ボスコのお話を交えないと最後終わらないのです。

 

本当に話せば長くなるし、ぼっちゃんが3月に亡くなった時

母ちゃんはおかしくなったのかと思うほど不思議なことが続いて。

ちょっとおかしくなっているのかもしれないと自覚していて

冷静になる時間が必要でしばらく落ち着くのを待とうと

思っていたのですよ。

 

 

全部お話するのは時間が足りません。

不思議なお話に皆さん何言ってるんだ???

と思う方もいらっしゃるかもわかりません・・・

それでも二人はそばにいると確信していますので・・・

 

アドも亡くなった今、ボスコから半年、やはりどう考えても

アドもボスコもみんな繋がっていてすぐそこにいるので今日はその一つを

お話しようと思います。

 

それは何かとお話する前に一つ母ちゃんの趣味についてお話しなくては

意味が変わってきますので少々お付き合いください。

 

 

母ちゃんの趣味はいくつかありますがそのうちの一つが音楽を聴くこと。

 

食事中、睡眠中、家族と団らん中以外はずっと聴いていると思います。

家事や作業、車で移動中など聴くことが大半です。

 

邦楽はほとんど聴かなくなりました。

邦楽は意味が分かってしまうので

作業中は特に頭の中が忙しくなり集中できません。

 

洋楽はほとんど聴き流せるので

BGM感覚で聴けます。

要するに曲の意味はほとんどわからないのでメロディー、

好みの感覚で選んでいます。

 

流行には敏感ではなく自分の好きな曲しか聴きません。

心にぐっとくる曲に出会うのは稀です。

 

 

一つ気に入ったらお気に入りリストに入れます。

それが新しいものから古いものまで20年分くらいたまりました。

 

未だに毎日毎日20年前に気に入った曲も聴きます。

その曲数は数えてみたら80曲くらいになっていました。

 

それをシャッフル再生して永遠に聴き続けるという

よく飽きないなというちょっと変わってるかもしれない

音楽の楽しみ方をしています。

 

もちろん犬達も毎日毎日聴かされています。

 

全て聴き流し。

 

ぼっちゃんが亡くなった時、火葬への車の中でも

いつもの曲達がいつも通り流れていました。

 

悲しくて悲しくて・・・悲しくて悲しくて・・・

 

ぼっちゃんと家に帰ってからも音楽は流れている時間が

ありました。

 

ぼっちゃんが亡くなって7~8日目くらいでしょうか。

 

全てのことが悲しかったのですが、ある曲が流れると

母ちゃんの意識がカクンとロックされるように集中せざる負えない

ことに気づきました。

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もう少し前からその曲がおかしいと気づいていたかもわかりません。

 

胸から喉から目まで順番に熱くなるのです(´ー`)

 

亡くなってすぐですから悲しみの真っただ中ではあるのですが

それでも当日よりは少し落ち着いてきていました。

 

そうするとなぜかその曲だけ他の曲と違う気持ちになるのか

だんだんと気づきだしたのです。

今まで全く聴き流していたいつも通りの曲だというのに。

 

もう少しわりやすくお話しますと、誰かに話しかけられて

よく聞き取れず「今なんて言った?」とその言われた言葉に集中する

感覚ともよく似ています。

 

その時は他のことに気をとらわれず急にそこに集中しますよね?

あの感じです。

 

なんだろうと思いながらまた数日。

 

10日目、やっぱりこの曲が何かおかしい・・・と

はっと気づきました。

 

和訳してみよう・・・。

 

そしたらぼっちゃんは亡くなった時からずっとこう伝えたかったのです。

youtu.be

 

ぼっちゃんも最後まで諦めなかった。

当時絶対絶対諦めないと言っていました。

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それをアドの介護中もずっと言い続けてくれていました。

 

「僕も最後まで諦めなかった。

アド兄も諦めないと言っている。」と。

 

ボスコはアドの病気云々よりも母ちゃんとアドの心が

同じ気持ちでいてほしいということに目が向いていたようです。

 

オープンでハートフルなぼっちゃんは、なんでも自分で何とかしようと

少し不器用なアド兄のことを心配してアド兄の代わりに

伝えようとしていたと思います。

 

ボスコがいなければ母ちゃんはあそこまで頑張れたかな?

と思うくらい穏やかにアドとの最後の共同作業をすすめることができました。

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ぼっちゃんはなんとか伝えたくて毎日音楽を聴く母ちゃんを知っているので

音楽を通せば気づいてくれると思ったのでしょう。

 

この場合の諦めないは延命治療やずっと生きたいという諦めないとは

違うと思います。

 

アドやボスコが言っている絶対に諦めないというのは

最後まで母ちゃんと一緒にいる、最後までやることを一緒にやる。

 

それを諦めないと言っていると思います。

 

そういうニュアンスを感じます。

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アドも最後まで諦めなかった。

最後の命の1滴まで絞り出すように一緒にいたいと

頑張りました。

 

この二人のメッセージは特別なことではないと思います。

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ユナやレベッカ、サンちゃんもモリーも。

 

これを読んでくださっている読者さんの可愛い可愛いわんこさん達も。

 

迎えた時からお空にかえるまで、気持ちはずっと変わらず

ずっと一緒にいたい、

いつまでも一緒に楽しむことを

諦めないとみんな言っていると思います。

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それをたまたま母ちゃんはいつもの曲をこれでもかと聴き続けることで

普段との違いに気づいたことでぼっちゃんのメッセージを

受け取ることができたのかもわかりません。

 

ぼっちゃんが今日はいる、今日はいない、というのがわかるというか

勝手にそう思っているだけかもわかりませんが。

 

「あれ?今日はぼっちゃんいないね?彼女とでもでかけているのか?」

なんて冗談を心の中でいうとぼっちゃんが「いるよ!」と

出てきてくれます。

 

それは二人のサインなので二人の間でしかわかりません。

 

昔やっていた「ゴースト」という映画にソックリです。

 

彼が事故で亡くなり霊媒師の体を借りて彼女に

僕だよと言うのですが彼女は全く信じず。

 

最後に確か「同感」という生前よく二人の間で使っていた口癖を

言って彼女が本当に彼がここにいるんだと確信するというシーンが

ありました。

 

2人の間でしかわからないことですよね。

 

それはぼっちゃんと母ちゃんの間にもあります。

「いますか?」と聞くと「いますよ!」と

いる時は言います。遊びに出かけている時もあります( *´艸`)

 

ごめんなさいね。

漫画みたいなこと言って(;´∀`)

 

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しかしアド兄さんいると思うのですが今の所わからない(;´∀`)

そこがまたアド兄さんらしい( *´艸`)

 

ぼっちゃんみたいにお喋りじゃないし、ベタベタするのが

好きではなくて、いつも少し距離取って伏せてこちらを見ていましたので

今もそんな感じで見守っていてくれていると思います。

 

愛情深さは素晴らしかったです。

アドのことをよく知っている方々は家族も含めみな

アドのことを「人間臭い男」と言いました。

 

愛情深すぎて本当に信頼した人とだけしか

付き合わなかったアド兄さんです。

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そんなアド兄さんを好きと言ってくださる方々がいて

母ちゃんは本当に本当に嬉しくて。

 

オフ会などになかなか連れていってやれなかったので

実際会ってもらったお友達は少ないのですけど。

 

不器用で愛情深くておじいさんになっても可愛らしかった

アドニス

 

犬が苦手でしたがユナファミリーの優しさに触れて

仲間っていいもんだなと知ったと思います。

 

まだまだ一緒にいたかったけれど13歳・・・

十分ですよね。

 

まだ一緒にいて~!!なんて言ったら・・・

アド兄さん「冗談だろ!?」って言うと思います( *´艸`)

 

今はワガママは言いません。

 

だけど一つだけ・・・

 

もう一度母ちゃんの元にきてください。

 

次に会う時までに母ちゃんは成長し続けると約束します。

止まりません。

 

アドに会う準備しておきます。

 

あなたに出会えて本当に本当に楽しかった。

人生変わってしまうくらいの楽しかった13年間。

思い出をありがとうございました。

(2008.7.7~2021.8.25)

 

 

アドニスのことを長い間思っていただいた皆さん

お花、メッセージなど本当にありがとうございました。

 

アドニスと母ちゃんからありったけの感謝を送ります。

 

 

Instagramアカウント→「yulalayuna」

見てね~(^O^)/

 

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